いろいろな農業機械 4
・特殊耕うん機器
若干特殊な構造・作業目的を有する耕うん機器があります。
以下に、最近の特殊耕うん機器若干種について概説します。
・クランク式深耕機
クランク機構によって耕うん刃を順次土中に貫入し、耕うんする歩行型自走式のもの、耕うん機普及途上でのクランク式耕うん機と同一原理によるものですが、最近は桑園・茶園等永年作物の条間深耕用に製造販売されています。
・ロータリー式部分深耕機
乗用トラクターに装着する1~3条のものが用いられています。
大型のロータリー・トレンチャーと外観は酷似しますが、明渠掘削はできず、比較的狭い作業部分のみ深耕します。
3条用のものでは、中央条の作用部位置は固定で、両端の作用部は中央条の作用部との間隔を調節可能としています。
主として、ごぼう等長根作物の植付位置での部分深耕に用います。
価格は3条用(65~90PSトラクター用)で約190万円。
・吹起式深耕機
エンジンとエアーコンプレッサーを同一架台にのせた空圧源ユニットから圧搾空気(圧力10kg/cm2未満)をホースによって受け、作用部により土中に空気を吹込むことにより土壌を膨軟にする構造のもの。
作用部先端の土中への貫入は人力による衝撃力を用いるものと、空圧による振動式のものがあります。
空気の吹き込みは、この作用部先端が土中へ貫入した後ハンドルに装着したレバーを操作して行います。
永年作物の根を傷つけずに土壌を膨軟にする目的で用いられ、特に施設内の果樹作(たとえば、ぶどう作)等に用途を広げつつあります。
価格は手動打込型で空圧源とも約40万円。